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【第16回】麺類におけるそうめんの立ち位置について【四コマ漫画】

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キムケン四コマ漫画

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日本の夏を代表する食べ物のひとつに「そうめん」がありますよね。そうめんを食べると「夏がきた!」と思う方も多いのではないでしょうか。

私の周りには、小食なのに「そうめんだったらいくらでも食べられる!」と豪語する人もいます。みんな大好きなんですね、そうめん。

 

しかし、そうめんに対する扱いというのは、ちょっと寂しいものだったりします。まず、ほとんど専門店がありません。そば屋やうどん屋はよくありますが、「そうめん屋」というものを私は見たことがありません。もしかしらたあるのかもしれませんが、少なくともこの目で見たことはありません。

 

そして、夏になると大量に買い込むくせに、全部食べ切れずに「またそうめんか」などという会話になることもしばしばです。そしてそのまま秋になって「今年も余ったな~」とブツブツ文句を言うのです。自分で買っておきながらとんでもない話です。(ちなみにどちらも私の話です。ははは!)

 

そこで作ったのが、サラダうどんならぬ「サラダそうめん」。

 

サラダそうめん

レタスをしいて、そうめんに蒸した鶏むね肉と温泉卵に胡麻ドレッシングをかけてみました。これがなかなかいい感じで、うどんのお株を奪ういい仕事っぷりでした。

 

実はこの「サラダそうめん」、フリーズドライのそうめん(期間限定商品)を使っています。

 

フリーズドライ「そうめん」のパッケージ

そうめんは、麺類の中でも際立った特徴の1つとして「麺の細さ」が挙げられます。そのため、お湯を注ぐだけのフリーズドライにはぴったりの食材だったりします。

 

フリーズドライ「そうめん」にお湯をかけ、冷水で締める

このそうめんは熱湯を注いで1分足らずで麺に戻ります。熱湯で戻った麺を冷水で引き締めれば完成。

 

そういえば、他の麺類にはないそうめんの特徴として、冷やした時と温めた時の名前が違うということがあります。冷えたものは「そうめん」ですが、温めると「にゅうめん」になります。

 

この「にゅうめん」は、「入麺」や「煮麺」という漢字があてられることが由来らしいのですが、職場でその話になった時に、適当に「次世代を担う新しい麺=NEW麺という意味で『にゅうめん』なんですよ」と真面目な顔をして言ったら、予想外に信用されてしまい、うっかりその説が広がってしまいました。
先日、別の部署の人に「にゅうめんって、NEW麺からきてるらしいね」と言われた時は、なんだか複雑な気持ちになりました。

 

一刻も早く、わが職場で正しい知識が広まることを、陰ながらお祈りしております。

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