常連さんコラム

毎日の生活がちょっと“ディープに
”楽しくなるコラム

夏生さえりの「ティファニーで朝食を食べられなかった私たち」

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夏生さえり
ライター
出版社勤務を経て、Web業界へ。人の心の動きを描きだすことと、何気ない日常にストーリーを生み出すことが得意。好きなものは、雨とやわらかい言葉とあたたかな紅茶。 著書に『今日は、自分を甘やかす いつもの毎日をちょっと愛せるようになる48のコツ』(ディスカヴァー・トゥエンティワン )はじめ、本連載に書き下ろしを加えたエッセイ集『口説き文句は決めている 』(クラーケン)が2017年8月9日発売予定。
  • 【第24回】飲み会で一番気になる彼

    「今の彼氏とは、大人数で集まる飲み会で出会ったんですけど……!」   先日、そんな話を聞いていた。大学の卒業生たちが集まる大規模飲み会で、たまたま隣になった人と盛り上がって一気に距離が縮まり、付き合うことになったのだという。   私自身は知らない人が大勢集まる飲み会はあまり得意なほうではない。   人見知りし …

  • 【第23回】なんでもない日のプレゼント

    なんでもない日にもらうプレゼントが好きだ。   ネックレスやカバンのような高価なものではなく、日々がちょっとだけ嬉しくなってしまうような、ささやかなものがいい。   簡単なことでいいのだ。   たとえば、恋人が好きと言っていたヨーグルトを見つけたら買って帰るとか、好きと言っていた絵柄のポストカードを見つけたら …

  • 【第22回】恋の気配と野菜炒め

    先日、紀伊國屋書店の新宿店さんで『口説き文句は決めている』の発売記念トークイベントをしていたとき「さえりさんの忘れられない食と恋の思い出はなんですか?」と質問があった。   (え、またわたしにその質問!)   ここまで22回にわたって食と恋の連載をしてきて、さらに書籍でも書き下ろしとして自分の実話を書いてきて、さらにそ …

  • 【第21回】ずぶ濡れのあと食べるアイス

    夏の東京は、幾度も突然の豪雨に見舞われた。   「花火大会は中止となりました」。   満員電車の中でアナウンスが流れ、浴衣を着た女の子が肩を落としたのが見えた。彼女がうなだれるのも無理はない。彼女はきっとこの日のために浴衣を新調し、着付けをしてもらい、ヘアセットまで頼んで、今ここにいるのだから。彼女はカゴバックからスマ …

  • 【第20回】夜道と炭酸、そして仲直り

    夏の夜道が好きだ。   昼の厳しい日差しが落ち着いたあとの、生ぬるいお風呂みたいなあの空気。   夏の夜道には炭酸が似合う、とよく思う。   夜道を、お酒を片手に散歩をする、というのはわたしの定番の妄想だけれど、お酒じゃなくてもいい。夜道を、サイダーをしゅわしゅわと口に広げながら歩くとき、なんだか自由になった …

  • 【第19回】目に愛を込めて

    去年のちょうど今ごろ、わたしはスペインにいた。5〜7月までの2ヶ月間、スペインに滞在していたのだ。(その頃は、ラーメンの記事を書いた。もう1年もこのコラムを続けているのか。感慨深い)   スペインのバレンシアというところで過ごした2ヶ月は、あまりにも平和だった。夜21時になっても外は明るく、夜が短いおかげなのか自分自身も日本にい …

  • 【第18回】夏を待ちわびている

    夏が来る。徐々に暑くなってきて、夏の気配がじんわりと広がり始めたように思う。   夏だ! 夏! 夏が来るよ、みんな!!   急にテンションがあがってしまうくらい、わたしは夏が好きだ。正しく言うと、「夏を待ちわびる季節」が好きだ。梅雨前から梅雨明け直前までの時期。みんなが「早く夏にならないかな」と待ちわびて、テレビでもプ …

  • 【第17回】ピクニックデートをしたことがない

    4月は毎年、不思議なほどの早さで過ぎてしまう。   新しい環境や新しい友人たちに馴染もうともがいていると、いつのまにか5月になっているのだ。2月はわたしにとってあんなに長いのに、どうして4月はこうも短いのか。   特に「お花見」と言われるシーズンの過ぎ去る速さは尋常じゃない。「そろそろあったかくなってきたし、お花見を… …

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