常連さんコラム

毎日の生活がちょっと“ディープに
”楽しくなるコラム

夏生さえりの「ティファニーで朝食を食べられなかった私たち」

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夏生さえり
ライター
ライター。出版社勤務を経て、Web業界へ。人の心の動きを描きだすことと、何気ない日常にストーリーを生み出すことが得意。好きなものは、雨とやわらかい言葉とあたたかな紅茶。
  • 【第10回】クリスマスディナーは彼の手作りごはんでお願いします

    早くも世間がクリスマスムードになってきた。   イルミネーションは街のあちこちできらめいているし、お店ではクリスマスソングが流れている。陳列されたスノードームの中ではサンタが微笑みながら、目の前を行き交う恋人たちを見ている。   今年のクリスマスは、3連休らしい。恋人たちはさぞかし喜んでいることだろう(他人事感がにじみ …

  • 【第9回】年下の彼に振る舞うオムライス

    好きな人がご飯を食べているのを眺めるのが好きだ。   自分はもう食事を済ませてしまった、という状況で彼一人がご飯を食べているとなお良い。 なぜ食事風景をみるのが好きなのかはわからない。だけど、美味しそうにご飯を食べる様子は見ている人まで幸せな気分にしてくれるというのは、共感してくれる人も多いだろう。   そのご飯を、自 …

  • 【第8回】行きつけのカフェで、秋に似合う恋を

    夏が終わってしまった。 夏は恋の季節だと思っているのだけれど、秋だって負けていない。   秋には、静かに水面下でじわじわと温まっていくような恋が似合う。それでいて秋風がぶわっと吹いた瞬間に落ち葉が舞い上がる時のように、または秋の天気が一瞬で変わってしまうように、「あっ」と声を漏らすような展開があるといい。   こういう …

  • 【第7回】仲直りのきっかけに買ってくるプリン

    一緒に住んでいる彼が、わたしの好きなスイーツを買って帰ってくる、というシチュエーションに憧れる。それも「ご機嫌とり」として。前日に喧嘩をして、仕事帰りに彼がそれを買って帰り、そのスイーツひとつで仲直りをしてしまうのだ。憧れる。   そもそも好きなものを覚えておいてくれた、というだけでも嬉しいのだけれど、「喧嘩をしたことをきちんと …

  • 【第6回】「おしゃれなお店」が嬉しい理由

      先日、街中で男性がこんなことを言っていた。   「彼女にするならいつでも自然体で居られることが大事かな。居酒屋ムリとか言われたらムリだわ」   一方先日、友人はこんなことを言った。   「元カレがね、『俺、おしゃれな店とか緊張するから得意じゃなくて』って、一度も連れて行ってくれなかったの。あれ、 …

  • 【第5回】夏をまっとうする食べ物、ブルーハワイ味のかき氷

    夏が好きだ。   夏の楽しみ方はいろいろある。涼しくなった夜の散歩も最高だし、たこ焼きを買って帰るのもいい。   かき氷も好きだ。   わたしは普段は冷たいものはあまり食べず、アイスも年に数回しか食べないのだけれど、夏の蒸し暑い日に道端にポツンと立っているかき氷屋さんにはめっぽう弱い。   最近流行 …

  • 【第4回】台所は時空が歪みやすい

      わたしが出会ってきた女性の中に「料理をしていると心が落ち着く」と言う人たちがいる。それに「料理中に考えごとをするのも好きなの」と。わからなくもない。わたしは特に料理好きというわけではないが、好きなものを好きな時につくると、心がスッと満たされる。   単調な動作で、包丁とトトトと動かしたり、火を止め、湯を捨て、皿にあ …

  • 【第3回】ラーメンの誘惑に二人して負ける夜

      こんにちは。ライターのさえりです。 今回も恋と食事の話を少し。   今わたしはスペインに住んでいる。すでに1ヶ月以上が経ち、とにかく楽しく生活しているんだけど、少し日本の生活が恋しくなってきた。   最近ぼんやりと帰国後の生活を思い描いていて、どうしても欲しくなったものがある。それが「ラーメンに負ける夜」 …