唐辛子 唐辛子

【保存版】唐辛子を使った世界の調味料。パウダー&ソース種類別まとめ

唐辛子を使った世界の調味料

世界の色んな国で食べられている「唐辛子(トウガラシ)」。料理にピリッとしたアクセントを加えたい時に、まず最初に思い浮かぶメジャー調味料のひとつですよね。唐辛子といえば、赤くて細長いあの見た目を思い浮かべる人が多いと思いますが、種類や形状、辛味レベルはさまざまで3000以上もの品種があります。そして唐辛子からは、まるで家系図のように幅広くいろいろな調味料が生まれているんです!

 

料理の味を引き締めてくれたり、味に奥行きを加えてくれたりと、実は縁の下の力持ち。 今回は、そんな「唐辛子」を使った身近な調味料を種類別にご紹介します!

 

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〜パウダー部門〜

まずは馴染みの深いパウダータイプから!日本食にたびたび登場する七味唐辛子や一味唐辛子をはじめ、海外で愛されているチリぺッパーまで。

 

●七味唐辛子

世界の調味料_七味唐辛子

写真は、「七味唐からし(15g)」メーカー希望小売価格:130円(税別) 販売元:エスビー食品株式会社

 

七味唐辛子は、唐辛子をよりおいしくしてくれる薬味と合わせた日本を代表する調味料。 入っているのは、赤唐辛子をはじめ、陳皮(みかんの皮を乾燥させたもの)・ごま・生姜・けしの実・山椒・麻の実・青のり…などなど。 “などなど”というのも、実はこれら以外のスパイスがブレンドされていることもあるから。また最近はゆずの香りを楽しめる「ゆず七味」なんていうのも人気です。

 

「何がどういう配分で入っているか」「どんな味わいか」はお店やメーカーによっても全然違うので、食べ比べてみて自分に合う七味唐辛子を探すのも楽しいですよ!同じ量をふりかけても、ひときわ辛さを強く感じるものや、山椒の利き具合など、さまざまな違いの発見があります。

 

使い道

七味唐辛子の使い道といえば、定番は温かいうどんやそば。 それ以外には、カレーの辛味が足りない時や、きんぴらの仕上げに使っても味に奥行きが出ます。 鍋やラーメン、モツ煮や焼き鳥のアクセントとしてはもちろん、マヨネーズにちょっと醤油を加えたものに合わせれば、生野菜のディップソースにもなります。

 

 

●一味唐辛子

世界の調味料_一味唐辛子

写真は、「一味唐からし(15g)」 メーカー希望小売価格:130円(税別)販売元:エスビー食品株式会社

 

一味唐辛子は、乾燥させた唐辛子を粉末にした調味料。七味同様、パウダー部門ではメジャー的な存在です。七味と一味は響きが似ていますが、「唐辛子を粉末にした」一味と、「唐辛子の粉末をベースにさまざまなスパイスをブレンドした」七味とでは、味も見た目も全然違います。

 

使い道

このシンプルさを生かし、ストレートに辛くしたい料理に使うのがおすすめです。 うどんなどの麺類にはもちろん、辛さがもの足りないカレーなどにも。海老のチリソースや麻婆豆腐など、中華料理とも相性バッチリ。

 

 

●チリペッパー/チリパウダー/レッドペッパー

チリペッパー/チリパウダー/レッドペッパー

色も見た目も名前も似ていて、違いがわかりにく~い3種類。

 

チリーペッパー

「S&B チリーペッパー(パウダー)」 メーカー希望小売価格:140円(税別)販売元:エスビー食品株式会社

チリパウダー

「S&B チリパウダー」 メーカー希望小売価格:220円(税別) 販売元:エスビー食品株式会社

レッドペッパー

「レッドペッパー 粗挽き」 メーカー小売価格:330円(税別)販売元:マスコットフーズ株式会社

 

このうち、「チリペッパー」「レッドペッパー」(写真・上、下)は同じ赤唐辛子! 「チリペッパー」は乾燥した赤唐辛子(粗めのタイプも売られています) 。一方「レッドペッパー」は、焙煎された赤唐辛子が混ざった調味料なので、人によってはチリペッパーより香ばしさを感じられるかもしれません。

 

そして「チリパウダー」(写真・中央)は、七味唐辛子のように、唐辛子をベースに何種類かのハーブやスパイスを配合したもの。日本の七味唐辛子は、陳皮や生姜などが入っていますが、「チリパウダー」にはクミン(カレーの香りのもとのひとつ)やオレガノなどが入っているんです。 それぞれの使い方、見えてきましたか?

 

使い道

お子さま用に作ったチキンライスも、サッとふりかけるだけで大人味のジャンバラヤに。ひき肉炒めにふりかけるとタコライスの具に。 はたまた、豚肉と豆の煮込みにふりかけるとチリコンカンにも!ちょい足し調味料として実はかなり使えるのです。

 

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〜ソース&ペースト部門〜

続いては、ソース&ペーストタイプの代表的な調味料をご紹介します!

 

●ペッパーソース

チリペッパーソース

スーパーでもレストランでもよく目にするペッパーソース。日本では「タバスコ」が有名ですね。ペッパーソースと呼ばれるものには、スタンダードなペッパーソースのほか、ガーリックソース、ハラペーニョソース、ハバネロソースなど種類はいろいろ。

 

まず、基本のペッパーソースは“唐辛子と酢と塩”がベース。材料を混ぜて熟成すれば作れるので、激辛好きさんの中には自作する人もいるのだとか!それでは、今度スーパーでいろいろなペッパーソースに出会った時のために、ひとつひとつ特徴を見ていきましょう。

 

*ガーリックソース

ガーリックソース

基本のペッパーソースを加熱して、酸味を飛ばしてガーリックを加えたソース。色は鮮やかな朱色ですが、酢の酸味は控えめ。炒飯やスープに加えると食欲をそそるスパイシーな味わいになります。

 

*ハラペーニョソース

ハラペーニョソース

ハラペーニョは、メキシコを代表する青唐辛子(グリーンチリ)の一種。完熟前の青いもの、完熟後の赤いものの2種類が市販されており、メキシコ料理に欠かせません。辛さは基本のペッパーソースより少しマイルドと言われています。

 

青唐辛子特有のジューシーさや風味が好きな人はハマる味。 まずはサラダにふりかける使い方で試してみて!

 

*ハバネロソース

ハバネロソース

ハバネロは、かつて「世界で一番辛い食べ物」として日本でも一躍有名になった唐辛子(今では「ジョロキア」など、より辛さの強いものも登場しているようです)。味はフルーティーながら、辛さはかなり強め!メーカーにもよりますが、ドロッとした質感のものが多く辛さがストレートに感じられるのが特徴です。

 

*チポートレイペッパーソース

チポートレイペッパーソース

唐辛子を燻して香りを立たせたペッパーソース。肉料理と相性バッチリ!ピリッとしつつ、スモークの味わいがあとから来て「たまらない!」という人が、意外と多かったりもします。

 

実際に取材スタッフが使ってみたところ、フライドポテトやコロッケ、ポテトサラダなど、不思議と芋料理との相性バツグン。 とはいえ、やはり肉のためのソース。たしかに肉料理に合いそうな味でした!普通のミートソースやウィンナーに少しかけるだけで、高級感がぐっと増します。

 

 

●サルサソース

サルサソース

写真は「ザク切り野菜ディップ サルサ」 店頭想定価格:280円前後(税別) 販売元:カゴメ株式会社

 

スペインでよく使われるソースまたはペースト状の調味料。トマトにチリペッパーやスパイス、ハーブを混ぜ合わせたものです。メキシコ料理のディップとしてもよく使われます。

 

意外と作り方が簡単なので、自家製もおすすめです。取材スタッフのおすすめレシピは、角切りにしたトマト、みじん切りの玉ねぎ・パクチー・にんにく。そこに塩こしょうを振って、ライムを絞ればできあがり。ここまで作って常備しておいて、食べる時にお好みでチリパウダーをかければ、辛さの調節もしやすいですよ。

 

使い道

普通サルサソースと言えば、肉やアボカドをサンドしたタコスやトルティーヤに使うもの。でもそれだけでなく、「野菜が足りない」ときにおかずにちょい掛けしたり、スープに入れたりと使い道は自由自在。温かいスープもおいしいですが、トマトと一緒にミキサーにかけるだけで、ガスパチョ風(冷製スープ)にもなりますよ(その時はパクチーは省いてもいいでしょう) 。

 

 

●豆板醤/コチュジャン

コチュジャン・豆板醤

写真は「Cook Do®(中華醤調味料)熟成豆板醤」(左)、「Cook Do®(韓国醤調味料)コチュジャン」(右) ともにオープン価格 販売元:味の素株式会社

 

豆板醤(トウバンジャン)とコチュジャン。

名前の響きは似てますが、味や見た目はもちろん、用途も違います。

 

「豆板醤」は、唐辛子とそら豆を熟成・発酵させてつくられる中華風辛味調味料。辛味と塩味が強いのが特徴で、中華料理の中でも、特に辛味が強い四川料理には欠かせません。 豆板醤がピリッと利いた麻婆豆腐は、ピリ辛好きさんにはたまりませんよね〜。

 

「コチュジャン」は、韓国産唐辛子ともち米、そら豆のペーストを発酵させてつくられる調味料。甘みとコクがあり、辛さは控えめです。そのまま野菜につけたり、ビビンバなどに添えてもおいしいですよ!

 

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他にも身近にたくさんある!唐辛子を使った調味料

 

●鷹の爪

唐辛子(鷹の爪)

写真は「唐がらし(15g)」 メーカー小売価格:150円(税別) 販売元:つけもと株式会社

 

これは身近ですよね~。鷹の爪とは、乾燥させた赤唐辛子(の品種のひとつ)。市販されているのは5〜6cmほどのものが多く、丸ごと炒め物に使ったり、輪切りにして料理に使用します。ちなみに、これを粉末にしたものが一味唐辛子!

種がついている内側のワタに特に辛味が強いので、辛さを和らげたい時は種ごと取り除くとよいでしょう。鷹の爪に限りませんが、唐辛子は食用として使えるだけでなく、米びつに入れておくと虫除けになるともいわれているんですよ。

 

 

●柚子胡椒

柚子こしょう本生

写真は「本生 柚子こしょう」 メーカー希望小売価格:190円(税別)販売元:エスビー食品株式会社

 

「これも唐辛子を使った調味料?」と意外に思う人も多いはず。柚子胡椒は、おろした柚子の皮にペースト状にした唐辛子と塩を混ぜ、柚子の絞り汁を加えて熟成させたもの。九州料理でよく使用される調味料のひとつで、青唐辛子を使った青柚子胡椒、赤唐辛子を使った赤柚子胡椒があります。

 

使い道

焼き鳥や天ぷらに添えるだけでなく、サラダのドレッシングにしたりと使い道はびっくりするほど幅広い柚子胡椒!おすすめは、オリーブオイルと酢少々でマリネしたラムチョップに、柚子胡椒を塗ってグリルしたもの。ご家庭の魚焼きグリルでもできますよ。キャンプシーズンにぜひお試しください。

 

 

●ラー油

ラー油

写真は「ラー油」 メーカー希望小売価格:140円(税別)販売元:エスビー食品株式会社

 

ラー油は、ごま油に唐辛子や生姜、ねぎなど数種の香味料を入れて加熱し、その辛さと旨みを抽出したもの。 少し前に流行した「食べるラー油」は、ラー油の具だくさんバージョン。家庭でも意外と作りやすく、香味があるので満足感をプラスできる調味料です。

 

使い道

代表的な登場シーンはもちろん餃子ですが、炒め物に加えたりドレッシングにちょい足ししたりと、結構使える調味料。 きんぴらなどの仕上げにラー油を少しかけるとザーサイ風の味わいになります。

 

 

●もみじおろし

世界の調味料_もみじおろし

写真は「ビン入り もみじおろし」 メーカー希望小売価格:210円(税別)販売元:エスビー食品株式会社

 

もみじおろしが、「大根の下の根に近い部分に穴を開けて、唐辛子を詰めて一緒にすりおろしたもの」って、皆さん知っていましたか?ちょっと意外な作り方ですよね。この名の由来は、紅葉を彷彿させる赤い色。 大根の辛味が強い根の部分と、赤唐辛子の辛さが合わさって、キリッとした辛味が特徴です。

 

使い道

しゃぶしゃぶや湯豆腐などの鍋料理、牡蠣や刺身、天ぷらなどの揚げ物にポン酢と合わせて食されることが多く、日本食には欠かせない“風情のある”調味料です。

 

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唐辛子の魅力を知れば、料理の幅がもっと広がる!

唐辛子を使った世界の調味料

日本生まれ、メキシコ生まれ、中国生まれ…世界中で愛されている唐辛子を使った調味料。いくつ知っていましたか?

 

「辛いもの苦手って思っていたけど、柚子胡椒は好きだった」なんて人もいるのでは!今回ご紹介したもの以外にも、まだまだ世界には唐辛子を使った調味料がた〜くさん!辛いもの好きさんはもちろん、そうでない人も、スーパーでぜひチェックしてみてください♪

 

 

[参考]

「スパイス&ハーブ辞典」(学研パブリシング)

「野菜の便利帳」(高橋書店)

S&B エスビー食品株式会社|みんなのiレシピ(サポートデスク)