ブロッコリー ブロッコリー

2月の旬食材|ブロッコリーの基本「見分け方、保存方法、栄養を知る」

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ブロッコリーは地中海沿岸が原産。野生のキャベツが変種したアブラナ科アブラナ属です。見た目は違えど、実はキャベツが祖先!その歴史も古く、何と古代ローマ時代から食べられていたと言われています。日本へは明治時代に入って食べられるようになりました。ブロッコリーの語源は、イタリア語で芽を指す「Brocco(ブロッコ)」に由来しています。

 

《ブロッコリーの旬の時期》

通年流通していますが、実は夏に種をまき晩秋から春先にかけて収穫されているものが旬。春に種をまいて夏に収穫している場合は、害虫予防の農薬を使用する場合も多いとか…。だから「無農薬の味の良いブロッコリーをもりもり食べたい!」と思ったら、やはり今の「冬」が一番! 11月から3月くらいが食べ頃です。

 

サラダや付け合わせに欠かせないブロッコリー。色鮮やかでトマトの隣に飾られることも多いため、なんとなく「夏の野菜かな?」と思われがちですが、寒い季節に旬を迎える野菜なのです。

 

《産地》

生産地は北海道と愛知県と埼玉県がベスト3。

通年栽培できるので育てやすいため、他にも長野県や香川県、沖縄に至るまで全国各地で作られています。また、輸入ものはアメリカ産やメキシコ産のブロッコリーが主流です。

 

《新鮮なブロッコリーの見分け方》

濃い緑色でつぼみが小さく、粒が揃ってぎっしり詰まっているものが理想的。芯の切り口がみずみずしく変色していないこと、空洞がないものを選びましょう。 反対に、房の間に隙間があるものやつぼみが大きく荒いもの、やわらかすぎるもの、表面が黄色っぽいものはおすすめできません。

 

《ブロッコリーの保存方法》

ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室に立てておきましょう。 ブロッコリーはあまり日持ちしないので、5日以内に食べきるのが目安。買ってきたら早めに茹でて保存しておくとベター。少し固めに塩茹でして、冷水にさらさず水気を十分に切りキッチンペーパーを敷いたタッパーに入れて冷蔵庫に入れておけば使いたい時にすぐに使えます。それ以上保存する時は、小分けにして硬めに茹でてから冷凍しておくといいですよ。

ブロッコリーの保存方法

 

\茹で方のワンポイント/

丸ごとのブロッコリーの芯を切り落として先に茹でて、少ししてから房をばらさず塊のまま茹でると、ビタミンの流出も防げ、身崩れせず均一に茹で上がります。芯の分厚い皮はあらかじめ剥かなくても、茹で上がったあと簡単に取ることができますよ。

 

おいしい使い道/

下茹でしたブロッコリーはそのままパスタやグラタンやピザの具に。にんにくと相性が良いのでペペロンチーノにも使いやすく、マヨネーズとも合うのでサラダにも。

あえて柔らかめに茹でてピューレ状にしてソースやポタージュにするのもコクが出ておいしくなります。 また、にんにくとオイスターソースで味付けした牛肉と炒める料理「ブロッコリービーフ」もアメリカのチャイニーズ料理でよくありますし、和食なら胡麻和えや白和えにも合いますよ。

 

 

《ブロッコリー以外にはどんなものがある?》

●ブロッコリースプラウト
ブロッコリースプラウトブロッコリーのスプラウト (=カイワレ) は大根のカイワレよりも細くてやわらか。辛味はなくクセもほとんどありません。 しかもスプラウトは、種に高い栄養価があることに加え、発芽後も栄養成分が増えるため、成長したブロッコリーよりも栄養成分が多いと言われています。 そしてさらに、がんの予防効果がある「スルフォラファン」という抗酸化物質がブロッコリーそのものの20倍も含まれているそう!これはぜひサラダに取り入れたいですね!

 

●スティックセニョール(別名:スティックブロッコリー/茎ブロッコリー)
スティックセニョールブロッコリーに中国野菜の芥藍(かいらん)などの菜花を掛け合わせたもの。花芽の部分だけでなく茎までやわらかいので、菜花のような使い方ができるブロッコリーです。さっと茹でてサラダにしたり、アスパラガスのように肉料理の付け合せにも使いやすい!花芽の部分は茎よりも火が通りやすく、茹で過ぎると食感がなくなってしまうので気を付けましょう。

 

●アレッタ
アレッタ日本国内で生まれた品種で、スティックブロッコリーの一種。葉も美しく茎もやわらかく、まるごと使うことができます。もともとケールが原種なので新芽は青汁にもでき、葉と茎とつぼみは炒め物、天ぷらやパスタにも!

 

〜ブロッコリーの雑学〜

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美肌の味方!ビタミンCはレモン以上

ブロッコリーのビタミンC

ブロッコリーには、100g食べるだけで1日の必要摂取量がまかなえてしまうほどのビタミンCが含まれています。その量なんとレモンの2.5倍、キャベツの3倍!

 

βカロチンも多いので抗酸化作用に優れ、免疫力の活性化に役立ちます。他にも皮膚組織の発育促進や保護の作用があるビタミンA、血液循環を良くし、抗酸化作用により肌荒れを防ぐビタミンE、妊婦さんにも欠かせない、細胞を作る栄養素の葉酸も豊富。カルシウムやマグネシウムやカリウムも多く、まさに緑黄色野菜の冬の王様とも言えます。 また普段よく食べるつぼみの部分よりも茎の方がビタミンCとカロチンが豊富です。ぜひ捨てずに食べましょう!

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明治時代、ブロッコリーは観賞用だった!?

ブロッコリーの花

イタリアでは古代ローマ時代から食べられていたブロッコリー。15世紀から16世紀頃に栽培がおこなわれるようになり、ヨーロッパ各地に広がりました。19世紀にはアメリカやアジアへ広まり、日本に伝わったのは明治時代。 ただ当時は観賞用とされ食用としてはあまり普及せず、カリフラワーの方がよく食べられていたようです。それが昭和50年代後半になると、その彩りの良さと栄養価の高さに緑黄色野菜が注目を集め急速に消費量が伸びていきました。

 

意外と知られていませんがブロッコリーには黄色い花が咲きます。菜の花のように美しいため、日本に入ってきた当初は鑑賞用にも栽培されていたらしいですよ。

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参考文献:

「からだにおいしい野菜の便利帳」(高橋書店)

参考サイト:

平成26年産指定野菜(秋冬野菜等)及び指定野菜に準ずる野菜の作付面積、収穫量及び出荷量(農林水産省)

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