里芋(さといも)のイラスト 里芋

ぬた芋、けんちん汁…里芋生産量TOP3の隠れた名物料理&レシピ

里芋の郷土料理3品

1人暮らしではなかなか作る機会がないものの、ふとした時に恋しくなる実家で食べていた“あの味”。郷土色豊かな料理が食卓にさりげなく並んでいた…そんな方もいるんじゃないでしょうか?地方にはその土地ならではの知恵とおいしさが詰まった郷土料理が多数く存在しています。

 

例えば、今が旬の里芋は、芋煮をはじめ全国各地の郷土料理によく使われる食材。今回は、この時季にこそ食べたい里芋が主役の郷土料理とそのレシピをご紹介します!

 

 

里芋の生産量ランキング1位は宮崎県

里芋の収穫量都道府県

東北地方の芋煮、栃木県の芋串、茨城県のごま味噌煮など…、全国には里芋を使った郷土料理が数多くあります。それだけ里芋が日本人の生活に馴染み深い食材ということですが、主に国内のどこで生産されているかご存知ですか?

 

なんと、全国の里芋生産量の第1位は宮崎県で、収穫量は21,500トン(参考:平成26年産野菜生産出荷統計より)。日々私たちが目にする里芋のおよそ15%がなんと宮崎県産なんですね!上位3県はこちら。

 

第1位:宮崎県
第2位:千葉県
第3位:埼玉県

 

2位は年間20,800トンを収穫する千葉県、3位は17,000トン収穫する埼玉県となっています。ちなみに里芋の収穫時期は西から東に移動してくるので、九州地方で夏に収穫が始まり、関東地方では秋冬に採れるようになるんです。

 

 

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里芋王国にはやっぱり「里芋を使った名物料理」がある!

 

宮崎県、千葉県、埼玉県。この“3大里芋王国”を調べてみると、やっぱり里芋を使った郷土料理がありました!里芋を使った料理が昔から家庭に根付いているんですね。

 

●宮崎の郷土料理「ぬた芋」

宮崎_ぬた芋レシピ

まずご紹介するのは「ぬた芋」。ぬた芋とは、茹でた里芋に白ゴマをまぶして作った料理です。宮崎県では昔から日常的に食べられている料理で、秋の収穫祭でよく作られるそう!

 

【調理時間】

15~20分

 

ぬた芋の材料

 

【材料】 (2人分)

・里芋…400g
・味噌…25g程度
・白ゴマ…15g

 

【作り方】

1. 里芋は皮付きのまま水洗いして茹でましょう。時間の目安はお湯が沸騰してから10分。竹ぐしがスッと通ればOKです。
2. 里芋をザルにあげ粗熱を取ります。皮むきは包丁いらずでとっても簡単!皮付きのまま茹でることで、指でつまむとつるんと皮から里芋が出てきます。
3. 白ゴマを1分ほど炒って、すりこぎですりつぶします。
4. 砂糖と味噌を(3)に加え、よくすり合わせましょう。
5. 茹でた里芋をひと口大にカットします。
6.(4)を(5)の里芋に加えてよく混ぜればできあがり!

 

【調理のポイント】

炒った白ゴマと味噌をよくすり合わせること

炒った白ゴマと味噌をよくすり合わせることでゴマの風味が増し、味にコクが出ますよ!

 

 

●千葉の郷土料理「芋もち」

千葉_芋餅レシピ

「芋もち」とは千葉市いずみ地区に伝わる郷土料理。里芋をつぶしてお米と練り合わせてだんご状にした料理です。消費量に対してお米の生産量が追いつかなかった時代に、餅のかさを増すために芋類を使ったことに由来するそう。お米の素朴な風味ながら、もっちもちで絶品です!

 

【調理時間】

15分

 

芋もちの材料

 

【材料】2人分(約12個分)

・米…1合
・里芋…250~350g
・醤油…25cc
・みりん…25cc

 

【作り方】

1.皮付きの里芋を入れた皿にラップをかけ、電子レンジで10分(500Wの場合)加熱します。
2.里芋をザルにあげ粗熱を取ります。指でつまんで皮むきしましょう。
3. 炊いたお米と皮をむいた里芋を混ぜてすりこぎでよくつぶします。
4. 丸く成形して、油を敷いたフライパンで両面を焼きます。
5. 焦げ目がついたら、醤油とみりんを混ぜたタレを入れ、強火で煮絡めてできあがり。

 

【調理のポイント】

お米と里芋をしっかりすりこぎで練る

お米と里芋をしっかりすりこぎで練るのがポイント!ねっとりもちもちの食感になります。お米のつぶつぶ食感を残したい場合は軽めに練っても大丈夫ですよ。

 

 

●埼玉の郷土料理「けんちん汁」

埼玉_けんちん汁レシピ

「けんちん汁」は、神奈川県や東北などさまざまな場所の郷土料理として挙げられていますが、埼玉の郷土料理としても知られています。豚汁と具材が似てると言われることもありますが、大きな違いはお肉を使わないことです! けんちん汁は元々精進料理なので、肉類を使いません。そのためコクを出すために油を良く馴染ませることが美味しく仕上げるポイントになります。

 

【調理時間】

15分

 

けんちん汁の材料

 

【材料】(2~3人分)

・里芋…200g
・こんにゃく…40g
・ごぼう…1/4本
・にんじん…1/3本
・大根…5cm
・長ねぎ…1/2本
・きのこ(舞茸)…1/2個
・顆粒だし…大さじ1
・醤油…大さじ2
・水…500ml
・ゴマ油…適量

 

【作り方】

1. 鍋にゴマ油を熱し、強火で全ての具材を5分ほど炒めます。炒める順番がポイントです!
2. 鍋に移した材料がすべて浸かるまで水を入れ、沸騰するまで煮ます。
3. アクを取り、顆粒だしと醤油を加えます。全体に調味料を馴染ませるために再び10分ほど煮込めばできあがり。

 

【調理のポイント】

野菜をしっかり炒めて油と馴染ませると、旨味を残しつつ煮崩れを防ぐことができます。具材の大きさを切り揃えることと、炒める順番を意識するひと手間で仕上がりに差が出ますよ。

 

具材は油が温まったら、こんにゃく→ごぼう→里芋→にんじん、大根の順に入れて良く炒めます。全体に油が回ったら水と顆粒だしを入れ、根菜類に火が通ったら、きのこや長ネギを加えましょう。

 

こんにゃくを先に加えるのは、表面に傷をつけ味をよく染み込ませるため。ごぼうもよく焼き目をつけることで香ばしさが増します。続いて里芋、にんじん、大根の順で炒めるのは火の通りにくい食材だから。きのこと長ネギは最後に加えることでキレイな色を残すことができますよ。

 

 

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その土地に行った気分で郷土料理を味わってみよう!

里芋の郷土料理3品

3大里芋王国の郷土料理をご紹介しました。ぬた芋はお酒のおつまみにもなりますし、芋餅はおやつとして、けんちん汁はご飯のお供として食べるのがおすすめです!

 

出身地に関係なく、なぜか食べるとほっとする田舎の郷土料理。里芋特有のホクホク感は、各地の郷土料理に“ほっ”を生み出すことにひと役買っているのかも。郷土料理はいわば地域の食文化。その土地を訪れた気分で味わってみて。

 

アマノフーズ郷土汁

今回ご紹介した「けんちん汁」をはじめとする郷土汁は、アマノフーズのオンラインショップでも発売中!「さつま汁」「酒粕汁」、そして鶏つみれが入った「けんちん汁」と、日本各地の豊かな風土を一度に味わうことができます。

 

仕事や家事に疲れた時、ちょっぴりひと休みしたい時。昔ながらの味があなたの心と体を“ほっ”とさせてくれるはず。ぜひご賞味ください。

 

 

[商品情報]

アマノフーズ郷土汁いろいろセット

郷土汁3種 いろいろセット
内容量:3食入り/箱[けんちん汁・さつま汁・酒粕汁 (各1食)]
価格:1,121円(税込)

 

[商品紹介]

彩り鮮やかな8種の具材と鶏つみれが入り、ごま油の香味が食欲をそそる「けんちん汁 鶏つみれ入り」。鹿児島県産の黒豚と大きめ野菜をゴマのコクと風味豊かなみそ味に仕上げた「さつま汁」。北海道産の秋鮭と各種野菜、酒粕、味噌の芳醇な風味と旨みが味わえる「酒粕汁」。国産具材を使用したこだわり3種の郷土汁が、具材たっぷり&贅沢な味わいで一度に楽しめます!

 

 

【レシピを教えてくれた人】

Uchila飯泉友紀

飯泉友紀さん(Uchila)
移動式フードドリンクユニット「Uchila(うちら)」のメンバー。各種イベントでケータリング提供活動を行う2人組フードドリンクユニット。思わず笑顔になっちゃうおいしい時間を届けます。公式Facebookページ

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参考:農林水産省 作物統計