フリーズドライのおみそ汁ができるまで

お湯を注いでたった10秒で作りたてのおいしさ!

フリーズドライ食品のヒミツ

驚きの技術「フリーズドライ」。手軽さが魅力のフリーズドライ食品は忙しい現代人の食生活に欠かせない存在となりました。実は「10秒で味わえるおみそ汁」の裏側には、“完成まで1週間以上”という長い道のりがあるのです!ここではその仕組みとおいしさの秘密をご紹介します。

フリーズドライ食品のヒミツ

どういう仕組み?

フリーズドライとは?

フリーズ(凍らせる)
ドライ(乾燥させる)

フリーズドライとは文字通り、凍らせたまま(フリーズ)
乾燥(ドライ)させる技術のこと。

なすで例えると

凍結前

なすの中にはたっぷりの水分があります。

凍結後

凍結(フリーズ)させてなすの中の水分を氷に変え、凍らせたまま真空状態で乾燥(ドライ)させます。

乾燥後

すると、凍った水分が気体に変化し、なすは水分が抜けたスカスカのスポンジ状に。これがフリーズドライの状態です。

だから

調理前

フリーズドライのおみそ汁は、調理前は水分が抜けたスカスカのスポンジ状ですが…

調理中

お湯を注ぐと空洞部分に水分が入り、もとの状態に復元します。

完成

調理前と比べて色や香り、風味や栄養価が損なわれにくく、作りたてのおいしさを味わうことができます。

実際にはどうやって作るの!?

アマノフーズの工場へ潜入!

アサヒグループ食品岡山工場

アサヒグループ食品岡山工場

アマノフーズ 工場スタッフ

アマノフーズ 工場スタッフ

ようこそ!アマノフーズ のフリーズドライの多くは、ここ岡山工場で製造しているよ。ここからはフリーズドライのおみそ汁の作り方について、私がご案内しましょう!

スタート

今回はフリーズドライのおみそ汁の製造ラインで紹介していくよ。

スタート

1.具材の準備

まずは、おみそ汁に使用する具材を産地から厳選。品質の確かな食材を仕入れて選別します。

具材の準備

2.おみそ汁を作る

具材に合わせてブレンドした味噌と出汁を使っておみそ汁を作ります。味噌と出汁の配合は具材によって使い分けています。

具材の準備

「ニーダー」という大きな鍋で一気に作るよ。これで1度に4万食も作れるんだよ!

調理工程
調理工程

おみそ汁が完成したら小分けのトレーに1食分ずつ注いでいくよ。具材は手作業で後入れすることもあるんだ〜。

3.凍結(フリーズ)

トレーに分けたおみそ汁は約-30℃の凍結庫で凍らせます。8時間以上かけて中心までしっかりと水分を氷にしていきます。

凍結(フリーズ)

4.乾燥(ドライ)

凍ったおみそ汁は真空凍結乾燥機で約24時間以上かけてじっくりと水分を抜きます。乾燥機は大きいもので直径2.5m、長さ24m、新幹線の車両1両分とほぼ同じ大きさです。

 乾燥工程
乾燥(ドライ)

おみそ汁だと1度に8万8000食を乾燥することができる世界最大級の機械なんだ〜!

5.品質検査

完成したフリーズドライ食品は機械を使った品質検査、色や味の官能検査、微生物検査を行います。

品質検査

くんくん。こうして人の目と鼻、舌でも確認するよ。

調理工程

6.包装・出荷

厳しい検査に合格したフリーズドライ食品は長期保存ができるよう、湿度や光から守ってくれる気密性の高いフィルムで包装して出荷されます。

完成

ここまでに費やした時間はなんと1週間以上! お湯を注いで10秒で食べられるおみそ汁の裏側にはたくさんの手間ひまが詰まっているんだよ〜!

完成

完成

お湯を注いで10秒! 作りたてのおいしさを味わえるフリーズドライのおみそ汁の完成です!

動画で詳しくチェック

もっと深掘り!

フリーズドライの長所

  • 1人前から
    簡単に作れる

  • 軽いので
    持ち運びに便利

  • 常温で長い間
    保存できる

  • お湯を注ぐだけで
    手軽に短時間で完成

  • 作りたてのおいしさが
    そのまま味わえる

  • ビタミンなどの栄養価が
    損なわれにくい

    ※調理後の状態と比較して

いつでもおいしく!

こんなシーンで大活躍!

  • いつもの食卓に

    いつもの食卓に
  • 旅行に

    旅行に
  • アウトドアに

    アウトドアに
  • 非常食に

    非常食に

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