
一度食べるとクセになる~!そんなタイ料理。辛味・酸味・甘味をはじめ、様々な味わいを一度に堪能できるのが魅力的ですよね。そこで、今回は日本でもすっかりお馴染みの「鶏肉のグリーンカレー」の作り方をご紹介します。“現地仕込み”の本格レシピを教えてくれるのは、タイ料理研究家・両角舞さん。
コク深いまろやかさと、一口食べればやみつきになるスパイシーな味わいが食欲をそそる一皿!です。自宅でも簡単に作れるレシピなので、初心者の方にも、カレー大好きな方にもおすすめですよ~♪
|レシピ手帖|
鶏肉の旨味が凝縮!本格派グリーンカレーを自宅で
[調理時間] ※2人分
15分〜20分
[材料]
・グリーンカレーペースト…25g
・ココナッツミルク…400g
・鶏むね肉…150g
・鶏がらスープ…100cc
・なす…1本
・赤パプリカ…1/3個
・ししとう…4本
・バジル…8枚
・ご飯…2膳分(少し固めに炊くのがおすすめ!)
・ピーナッツ…大さじ1
【A】
・三温糖…大さじ2
・ナンプラー…大さじ2
[作り方]
1.鶏むね肉は、1cmの厚さにそぎ切りする。
2.なすは8等分にして水にさらす。赤パプリカはくし切りに、ししとうはヘタを取る。
3.鍋にグリーンカレーペースト・ココナッツミルクを半量(固形部分を多めに!)だけ入れ、煮込む。香りがしっかりと立ってきたら、鶏むね肉を加えて表面の色が変わるまで加熱する。
4.水気を切ったなす・赤パプリカ・ししとうを加えて、弱火で炒める。残りのココナッツミルク・鶏がらスープをプラスして煮込む。
<ポイント!>
ココナッツミルク缶は、脂肪分と水分が分離している(脂肪分が上のほうに固まっている)ことがよくあります。その場合、そのまま混ぜずに脂肪分を油の代わりに使いましょう!分けて使うことで、全体に馴染みやすくなるんだそう。
5.具材に火が通ったら、バジルの葉と【A】を加えて味を調える。
ご飯と一緒に、バジルの葉・ピーナッツをアクセントに添えれば、より現地の雰囲気に。鶏肉の旨味がぎゅっと凝縮された、マイルドで奥深い味わいのカレーが完成です!横に添えたのは、アマノフーズの「たまごスープ」。スパイスに刺激された舌を、ふんわりたまごの優しい味わいが落ち着かせてくれますよ~。
「グリーンカレーは、ココナッツミルクを1缶使い切れるのも嬉しいポイント♪野菜たっぷりで彩り豊かなので、食卓も華やかになりますね。これからの季節は、れんこんやさつまいもなどの、秋食材をプラスするのもおすすめです」(両角舞さん)
合わせる食材によって、さまざまな食感や味わいを楽しめるグリーンカレー。家族や友人と囲む楽しいホームパーティやおもてなし料理など、ここぞ!という日の食卓の主役に、ぜひ参考にしてみてくださいね!
【今月の料理人】
両角舞/タイ料理研究家・フードコーディネーター
料理人として10年間修行を積んだ後、フードコーディネーターに転身。某専門学校で調理講師を務める。タイのハジャイ、バンコクでは、レストランの立ち上げ(メニュー考案、調理)に携わる。現地での生活経験を活かし、現在はタイ料理研究家として活動中。各地で行われるタイ料理教室も人気。著書に『塩ヨーグルト完全使いこなしレシピ80』(世界文化社)がある。http://morozumimai.com/