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こんにゃくイラスト こんにゃく

料理に合わせた「板コン」の切り方!味が染み込みやすいのは?

「板コン」の切り方3種類

幅広いお料理で活躍してくれるこんにゃくには、そのぶんさまざまな切り方があります。そこで今回は、ポピュラーなこんにゃくの切り方「ちぎり」「手綱」「隠し包丁」の3つをご紹介。

 

「できるだけ短時間で味を染み込ませたい!」「手綱こんにゃくがちぎれてうまくいかない」「隠し包丁ってどれくらい切り込みを入れればいいの?」などの疑問もきっと解決できますよ。

 

それぞれの切り方がどんなお料理に合うかもお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください♪
 

①ちぎり

断面をあえてでこぼこさせることで断面積が大きくなり、今回ご紹介するなかでも比較的短時間で味が染み込みやすいのがこちらの切り方。手を使ってちぎる方法と、スプーンでかくようにしてちぎる方法があります。

 

【ちぎりこんにゃくが適した料理】

荒くかき混ぜても形が崩れにくいので、フライパンで炒め煮する筑前煮やきんぴらなどの料理にぴったり。ほかの切り方と比べて、味の染み込みが早いです!

 

【切り方】

板こんにゃくを指でちぎる

好みの大きさに、ぶちっとちぎっていく。

板こんにゃくをスプーンでちぎる

スプーンを使う場合は、まな板の上でこんにゃくを押さえて、かくようにちぎるとやりやすい。

スプーンでちぎった板こんにゃく

大きさや形をある程度均等にしたいときはスプーンのほうがコントロールしやすい。ごろごろした形にしたいときは手で、形をなるべく揃えたいときはスプーンで、など料理の目的に合わせて使い分けられる。
 

②手綱

見た目が美しい手綱こんにゃく。切り込みが入っていることで火が通りやすく、味も染みやすいというメリットも。おせち料理に欠かせない存在でもあります。馬の手綱の形に見立てられたことから「手綱を締めて戦いに備えるように、自分の心を引き締める」といった意味や、結び目のようにも見えるため、良縁の縁起担ぎが込められることもあります。

 

【手綱こんにゃくが適した料理】

手綱こんにゃくは煮物に向いています。火が入るまでに形が崩れてしまう可能性があるので、静かにコトコト煮る料理がいいですね。冷ますと味がぎゅっと染み込みます。

 

【切り方】

板こんにゃくを約1cmの薄さに切る

約1cmの薄さに切る。

1cmの薄さに切った板こんにゃくの上半分に切り込みを入れる

上半分に切り込みを入れる。上半分だけに入れることでちぎれにくくきれいな形の手綱になる。

切り込み部分にこんにゃくを下からくるんと通す

切り込み部分に、こんにゃくを下からくるんと通す。

手綱こんにゃくの完成

できあがり。
 

③隠し包丁

表面にうっすらと包丁で切り込みを入れることで、味を染み込みやすくさせる隠し包丁。きれいな形のまま、もしくは大きめの状態でお料理に使いたいとき活躍してくれる切り方です。

 

【隠し包丁が適した料理】

おでんなどの煮込む料理に向いています。荒くかき混ぜたりすると、切れ目を入れたところが剥がれて表面がざらついてしまうので、ゆっくりと煮てあげてください。こちらも冷ますと味がよく染みますよ◎

 

【切り方】

板こんにゃくの表面に切り込みを入れる

表面に切り込みを入れていく。うっすらとでOK。深さは0.5mmくらい、間隔は1〜2mmほどのイメージ。

切り込みを入れた板こんにゃく

表面を広げてみるとこんな感じ。ざらりとした舌触りを楽しみたいときは、さらに垂直に切り込みを入れて格子状にしてもOK。

切り込みを入れた板こんにゃくを好きな大きさに切る

表面全体に切り込みを入れたら、使いたい大きさに切る。

 

 

***

 

今回ご紹介した基本の切り方をマスターすれば、さまざまなお料理にこんにゃくを取り入れることができますよ。どれもとても簡単なので、ぜひ試してみてくださいね。

 

こんにゃくのくさみの取り方やアク抜きの方法はこちらをご覧ください♪

こんにゃくを洗う?洗わない?下処理のポイント3ステップ

 

 

【教えてくれた人】

飯泉友紀プロフィール

飯泉友紀さん

[PROFILE]

訪問調理師。オフィスや家庭に訪問し、ケータリングや作り置きなど様々な形態での食事提供を行う。キッチンがあっても作り手がいない場所へ、おかんとして食事を届けるプロジェクト「台所におかん」代表。

 

(文/笹沼杏佳、写真/中村英史)