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基本の「筑前煮」レシピ!こんにゃくに味を染み込ませる3つのコツも

筑前煮

そろそろ「煮物」が恋しくなってくる季節。ほかほかごはんと一緒に味の染みた煮物をいただくと、なんだかほっこりしますよね。そこで今回は、こんにゃくがおいしい「筑前煮」のレシピをご紹介します。

 

「こんにゃくになかなか味が染みない」「煮物は時間がかかりそう…」

という声もよく聞きますが、きちんとポイントをおさえれば30〜40分ほどでしっかり味が染みたおいしい筑前煮を作れますよ。

 

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味が染みてふっくらおいしい!基本の筑前煮レシピ

 

所要時間:約40分(蒸らし時間を含む)

【材料】(2人分)

・こんにゃく…1/2枚

・にんじん…1/2本

・れんこん…1節

・ごぼう…1/2本

・干ししいたけ…3枚

・鶏もも肉…1/2枚

・絹さや…8枚

 

・ごま油…大さじ1

・みりん…大さじ2

・醤油…大さじ1.5

・砂糖…大さじ1

・酒…大さじ1

・しいたけの戻し汁…50cc

 

【作り方】

こんにゃくをちぎる

1.こんにゃくは水洗いしてから一口大にちぎる。ちぎったあとは軽く塩もみしてから茹でてアク抜きする。

 

【POINT】

こんにゃくはちぎることで、表面積が広くなり味が染みやすくなります。また、きちんと下処理することが、おいしく仕上げるための大切なポイント!

 

こんにゃくの下処理方法はこちら♪

こんにゃくを洗う?洗わない?下処理のポイント3ステップ

 

乱切りにしたにんじんとごぼう、いちょう切りにしたれんこん

2.にんじんとごぼうは乱切りに、れんこんは1.5cm幅のいちょう切りにする。

 

切ったごぼうとれんこんを酢水につける

3.切ったごぼうとれんこんは酢水(酢の量は大さじ1ほどが目安)に浸しておくことで、ごぼうとれんこんが赤茶色くなるのを防げるとともに、あとでこんにゃくが緑色っぽく変色してしまうのも防げる。

(こんにゃくとごぼうをそのまま一緒に調理すると、ごぼうのアクによってこんにゃくが緑色になってしまうことがあります)

 

一口サイズに切った鶏肉、半分に切った干ししいたけ

4.鶏もも肉は大きめの一口サイズに、干ししいたけはぬるま湯で戻して半分に切る。

 

絹さやを茹でる

5.絹さやは茹でておく。

 

材料を鍋で炒める

6.鍋にごま油を熱し、中火でごぼうをよく炒める。香りがたったらこんにゃくを加えてさらに2分ほど炒める。

 

【POINT】

こんにゃくをしっかり炒めるのも味を染み込ませるための大切なポイントです!油でパチパチと炒めることでこんにゃくの表面に傷が付き、味が染みやすくなります。

 

材料を加えて鍋で煮る

7.にんじん、れんこん、しいたけ、鶏肉も入れて炒める。鶏肉の色が変わったら、みりん、砂糖、酒、しいたけの戻し汁を加えて弱火にし、蓋をして7〜8分ほど煮る。

 

鍋に醤油を回し入れる

8.にんじんが柔らかくなったら醤油を回し入れる。

 

鍋の汁気を飛ばす

9.蓋をとった状態でときどき混ぜながら中火にかけ、汁気が飛んだら火を止める。最後に蓋をして10分ほど蒸らすと、さらに味が染み込んでしっとりと仕上がる。

 

筑前煮を器に盛り付けて、絹やさをちらす

10.器に盛って、絹さやを散らしたら完成!

 

 

 

こんにゃくに味を染み込ませるポイントおさらい&時短のコツ!

 

①切り方は「ちぎる」のが◎

手でちぎったり、スプーンでかくようにしてちぎると、表面積が大きくなって味が染みやすくなります。おでんなど形をきれいに残したい料理の場合は、表面に浅く切れ込みを入れておくといいですよ。

 

②下処理で塩もみしておく

ちぎったこんにゃくを塩もみしておくことで、余計な水分や臭みが抜けて、ぐんと味が染み込みやすくなります。

 

下処理の方法はこちらから♪

こんにゃくを洗う?洗わない?下処理のポイント3ステップ

 

③油で炒める

炒めるとこんにゃくの表面に傷がつき、そこから味が染みやすくなります。炒めているときの「パチパチ」という音から、こんにゃくを甘辛く炒めた料理は「雷こんにゃく」とも呼ばれています。表面を爆ぜさせたこんにゃくにじゅわっとお醤油が染み込んでとてもおいしいですよ。

 

〈気をつけたいポイント〉

・短い時間で強火で煮るのはNG!

こんにゃくは、味が染みるのにある程度時間がかかる食材です。短時間で仕上げるのは難しいことを心において、ゆっくりと時間をかけて煮てあげるとおいしく仕上がります。

 

〈どうしても時短したいときは?〉

・時短テクは、砂糖で揉むこと!

できるだけ時間を削りたいときは、砂糖で揉むのが◎。下処理済みのこんにゃくに砂糖を軽く揉み込んで、5分ほど袋に入れておきます。砂糖の量は、こんにゃく1枚に対して小さじ1ほどが目安。生臭さと一緒に水分がかなり出るので、そのぶん味がぐんと染みやすくなりますよ。

 

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なんとなく手間がかかるように思える筑前煮ですが、「切る→炒める→煮て味付ける」と、手順はとてもシンプルです。3つのポイントをおさえることで、こんにゃくにもしっかりと味が染みてくれます。みなさんもぜひ、味の染みた、ほっこり温まるおいしい筑前煮を味わってみてください!

 

 

【教えてくれた人】

飯泉友紀プロフィール

飯泉友紀さん

[PROFILE]

訪問調理師。オフィスや家庭に訪問し、ケータリングや作り置きなど様々な形態での食事提供を行う。キッチンがあっても作り手がいない場所へ、おかんとして食事を届けるプロジェクト「台所におかん」代表。

 

(文/笹沼杏佳、写真/中村英史)