枝豆 枝豆

【枝豆の基本】夏の食材「枝豆」の種類や産地、見分け方まで徹底解説!

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江戸時代のファーストフード?「枝豆」は完熟前に収穫した大豆!

 

夏の楽しみといえば、仕事のあとのビール! そんなビールのお供にかかせないのが枝豆です。旬の時期は、7〜9月頃で、実は、枝豆は「大豆の兄弟」。完熟前に収穫した大豆=枝豆なんです。

 

日本では弥生時代、大豆が原産地・中国から伝来。枝豆として食べられるようになったのは奈良あるいは平安時代と言われています。仏教が隆盛した鎌倉時代には大豆製品が広く人々の間に普及するようになりました。

 

仏教では料理に肉や魚を使わないため、不足したたんぱく質を味噌や納豆、枝豆などから補ったそう。江戸時代には枝豆がさらに庶民にとって身近な存在となり、ファストフードのように路上で購入して食べ歩くスタイルが主流となりました。

 

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枝付きがおすすめ!新鮮な枝豆の見分け方

枝が付いていて、枝の節と節の間隔が短く、サヤが密生しているのが新鮮な枝豆です。枝付きの枝豆は鮮度が良く日持ちがするため、できるだけ枝付きのものを選びたいところです。

 

また、サヤが鮮やかな緑色で、うぶ毛が濃いのが新鮮な枝豆の証。サヤが黄色いものは熟しすぎなので注意! その他、しっかり中身が詰まっているか、均等に豆が入っているかもチェックしましょう。

 

見た目や味わいは色々!枝豆の種類

枝豆の品種は「青豆・茶豆・黒豆」の3つに分けることができます。

 

shun08_tabegoro6【青豆(白毛豆)】
もっともポピュラーな「枝豆」がこれ。鮮やかな緑色のサヤ、白色のうぶ毛、節と節の間が狭く1つのサヤに2~3 粒の豆が入っているのが特徴で、クセがなく万人受けする味です。関東地方をはじめとして全国で生産されています。

 

shun08_tabegoro4 【茶豆】
主に東北地方で生産されている枝豆。その名の通り、茶色味を帯びた色合いが特徴。強い香りと甘みが人気で、1サヤに2粒が基本。3粒以上入っているものはほとんどありません。収穫時期は8月上旬〜9月中旬と青豆よりやや遅め。有名なものに、だだちゃ豆や黒埼茶豆があります。

 

shun08_tabegoro5 【黒豆】
主に関西地方で生産されており、丹波の黒豆がよく知られている品種のひとつ。正月の煮豆に使われる黒豆を若い時期に収穫したもので栄養価に優れ、大粒の豆と黒豆特有の深い甘味、茹でたときのホクホクとした食感が特徴です。旬は9月下旬〜10月中旬で、生産量はあまり多くありません。

 

枝豆はどこで栽培されている?

枝豆は全国で栽培されていますが、農林水産省のデータによると、平成25年の枝豆の収穫量は、千葉・新潟・埼玉の順で高くなっています。

また、種類ごとに有名な産地が違いますが、青豆の産地としてよく知られているのは千葉県野田市。だだちゃ豆は山形県鶴岡市と新潟県黒崎町、黒豆枝豆は京都の丹波地方が特産となっています。

 

どこかで言いたい「枝豆」の雑学

●だだちゃ豆の語源は…「おやじ」!?

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山形県鶴岡市の特産物として有名な「だだちゃ豆」。実はこの「だだちゃ」という言葉、鶴岡市がある山形県庄内地方の方言に由来しているんです。その意味とは、「おやじ」「お父さん」。その昔、庄内地方の殿様が大の枝豆好きで、毎日のように枝豆を城に持ち寄らせては「今日はどこのだだちゃの枝豆か?」と聞いていたところからきているのだそう。

 

●「枝豆」は海外でのネット検索、和食ジャンルで2位!

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2013年に海外でGoogle検索されたキーワードランキングのうち、和食ジャンルで「枝豆(edamame)」が堂々の2位を獲得。1位が「寿司(sushi)」、3位以下にラーメン、刺し身、天ぷらといずれも外国人にとって認知度の高い日本グルメが並ぶことからも、2位の枝豆の人気の高さがうかがえます。ちなみに英語には「大豆」を意味する単語(soybean)はあるものの、枝豆はそのままの表記(edamame)でアメリカの辞書に掲載されています。枝豆が日本のご当地グルメとなる日も近い…かも!?

 

 

イラスト/はらぺこめがね

参考サイト:農林水産省|平成26年産指定野菜(春野菜、夏秋野菜等)の作付面積、収穫量及び出荷量

えだまめ日和

日本経済新聞