風森美絵さん×YURIEさん|【第1回】女子キャンパー急増中! 楽しくておしゃれな今どきキャンプの魅力

  • 風森美絵
    千葉県出身。外で食べるごはんと焚き火を愛する画家、アートディレクター。15年程前からソロキャンプを始め、元調理師ならではの本格的かつ手軽でおいしいアウトドアごはんをブログに掲載していたところ話題に。画家の仕事をしながら、「外ごはんスタイリスト」として著書やプロダクトプロデュース、 TVや雑誌など様々な媒体で活動中。
  • YURIE
    1988年、群馬県生まれ。インスタグラマー、ディレクター。会社員時代にキャンプに魅了され、愛車のバン「サンシー号」と共に毎週末のように各地でキャンプを行う。Instagramに投稿していたキャンプ写真が「マネしやすいのにおしゃれすぎる!」と話題になり、フォロワー7万人超え(※2019年10月現在)の人気インスタグラマーに。現在は、テレビ、雑誌、WEBメディアを中心にキャンプの魅力を伝えている。

アマノ食堂に訪れる、お客さんの“おいしい話”をお届けする「今週のお客さん」。

今回の対談テーマは『今どきキャンプの楽しみ方』です。「準備が大変そう」「初心者には敷居が高そう」とイメージする人も多い、キャンプ。しかしそれは、もはや過去のもの! 近年のキャンプは驚くほど便利で快適、おしゃれに楽しめることからキャンプ人口が増加しているのです。

そんな空前のブームを巻き起こしているキャンプについて、楽しみ方を教えてくれる本日のゲストは、SNSやメディアを通してキャンプの魅力を伝えているお2人。

元調理師の腕前を活かし、簡単でおいしい“外ごはん”が評判の風森美絵さんと、女性目線のおしゃれでかわいいキャンプライフが人気のYURIEさんです。前後編の2回に渡ってお送りします。

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——まずは、お2人がキャンプを始められたきっかけから教えてください。

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バイクに乗って旅がしたい!と思いキャンプへ

(風森美絵さん)

私が初めてキャンプに行ったのは15、6年前ですかね。バイクの免許を取ったのがきっかけで始めました。

すごい! 大大大先輩ですね。私はまだ始めて5年くらいしか経っていないので……。

絵描きの駆け出しって貧乏なんですよね。…とは言っても旅が好きなのでどこか行きたいんですよ。だから、宿に泊まっていると高くなっちゃうから、「よし!テントを買おう」って。

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この日お2人に組み立てていただいたテント「ペポライト」(tent-Mark DESIGNS)。レトロでかわいいデザインだけでなく、設営の手軽さから今人気を集めているのだそう。 

いいですね。その発想素敵です! そういえば、風森さんは「焚き火」がお好きですよね。キャンプデビューの時も焚き火はされたんですか?

しました! なんなら焚き火がしたくてキャンプに行ったから(笑)。15年前はSNSもなかったので、「キャンプ場ガイド」で焚き火OKのキャンプ場を探して。

すごい行動力! ちなみにその頃って、直火OKなところは今よりも断然多かったんじゃないですか?

その頃は多かったですね〜。

やっぱりそうなんですね。最近は直火が禁止されているキャンプ場が多いですが、15年経つとキャンプ事情もだいぶ変わってきますね。

YURIEちゃんは5年前にキャンプデビューしたのは、何がきっかけだったの?

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とにかく楽しいことがしたい!先輩のススメでキャンプへ

(YURIE)

私はとにかく楽しいことが大好きで、5年前はまだOLだったので土日をいかに楽しむかに命を賭けてたんです(笑)。それで、会社の先輩に「週末は何をするんですか?」って聞いたら、「晴れの予報だからキャンプでも行こうかな」みたいにサラッと言われて。

その一言がきっかけだったんだ!

そうなんです。先輩が「コンビニ行くか」くらいの軽い感じで言ったので、すごく興味がわいて。私の中でキャンプは大変なイメージだったので、「そんな気軽に行けるの!?」って。周りでキャンプに行く友達もいなかったので新鮮でした!

そうだったんだ!

アウトドアやっている人たちのLINEグループで「初心者向けのキャンプ場ってどこ?」とか色々聞いてくれて。先輩の教え通りに行ってみたらすごく楽しくてハマりました!

——キャンプのどんな所にハマっていったのでしょうか?

最初は父親のキャンプギアを借りて成田ゆめ牧場(千葉県成田市)に行ったんです。日帰りもできて価格も手頃。「トイレもきれいで設備が整っているから女子でも安心だよ」とおすすめされたので。

あそこは設備が整ってて、キャンプデビューにぴったりだよね。

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キャンプはそれまで小さい頃に家族で行ったきりだったので、ギアが古くなっていたり最初は失敗も多かったんです。それでも焚き火をして、ハンモックから星を眺めたら「なにこれ、最高じゃん!」って(笑)。1回目がすごく良い思い出になって、そこからハマりましたね。

1回でハマって、毎週末のように行き始めたんだ! すごい(笑)

とにかく経験値を上げたかったのと、当時の彼氏(現在の旦那さん)と土日だけ共同生活をするのが楽しかったんですよね。なんか「おままごと」みたいで(笑)。風森さんがハマったきっかけは何ですか?

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見ているだけで癒される「焚き火」の魅力

(風森美絵さん)

私がキャンプにハマったのは、やっぱり「焚き火」の魅力を知ったからかな。

焚き火、私も好きです。ただ、風森さんはキャンプの第一目的が焚き火なんですよね。その理由も知りたいです!

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なんだろう、非日常感があるからかな。あと、寒い時期にキャンプに行くと、薪とか炭の熱源があるだけで「これがあれば何かあっても一晩越せる!」みたいな心の余裕が出てきませんか? その安心感を与えてくれる魅力と、あとはただ単に火を見ているのが癒される。あと、直火でホットサンドとか塊肉を焼くのも好き!

熱源がある安心感、わかります! たしかに焚き火ってキャンプ場じゃないと、普段なかなかできないですもんね! ちなみに、焚き火の薪のこだわりとかはあるんですか?

できれば、広葉樹で「ナラ」や「クヌギ」が良いかなぁ。

香りが違うとか? 持続するとかですか?

持続力があるのが一番かな。香りは個体差があるから何とも言えないんだけど、本来は香りが良いものもあるのが特長なんだよね。

さすがお詳しい! ちなみに一番早く火をつけられる方法ってなんですか?

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ポイントは「面倒くさがらないこと」。細い枝とかフワフワしたものに着火して、徐々に大きくしていけば、火は消えないし失敗はないと思います!

テレビ番組とかに出ると、火のつけ方って試されている感があってドキドキしちゃいます!

確かに!ドキドキするよね。

—— 薪のこだわりに火を早くつける方法まで。プロキャンパーならではのお話をありがとうございます。前半編最後は、お2人が思うキャンプの魅力、醍醐味について聞かせてください

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大都会から離れた空間で非日常を楽しめる

(YURIEさん)

風森さんの焚き火のお話じゃないですけど、やっぱり非日常を味わえるのが魅力ですよね。普段は木なんて1本も見えない都会に住んでいるので。

私も都会に住んでるから「田舎に住んでいたらキャンプはしないだろうな」って思います。“焚き火したくてもできない環境”に居るからこそ目的になるんだよね。

あと私はキャンプで写真を撮るのも好きです。同じキャンプ場でも季節や時間によって違う画が撮れるのが楽しいんですよ。「ああ、今空がきれいだな」とか。

私は外で食べるごはんがキャンプの醍醐味かな。外ごはんってすごくおいしく感じるよね。

不思議ですよねー!なんでだろう。どうしてあんなにおいしいんでしょうね。

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「外」でごはんを食べる特別感は最高!

(風森美絵さん)

「予定調和ではないところで食べること」がポイントなのかなって。室内のように温度湿度が一定でないところで食べることが関係している気がする。

なるほど! すごく説得力があります。

つまりは、家の食卓から出たら、それは外ごはんなんだよね。キャンプだけじゃなく、ベランダとか縁側で食べるごはんがおいしいのも一緒で。

縁側で食べるスイカとかもおいしいですよね。

最高だね!そうめんとかね。

キャンプの醍醐味ですが、風森さんはキャンプの時お風呂は入りますか? 私は一泊二日お風呂は入らずに楽しんで、ちょっとだけ疲れが溜まった状態で入るお風呂が大好きなんです。

わかるー!すごく気持ち良いよね!

「このためにシャワーを我慢した!」みたいな気持ちになりますよね(笑)。

それもたしかにキャンプの醍醐味かも(笑)!

(後編へ続く)

* * *

キャンプの魅力は非日常感と、キャンプ後のお風呂にあり!? キャンプを心から愛するお2人だからこそ感じる、ユニークな楽しみ方はとても面白いですね。後編もお楽しみに!

 

撮影/パタヤナン・ワラット(vvpfoto)

取材・執筆/大西マリコ